つれづれ

翻訳(翻案)のすすめ(その1)

外国語の翻訳のこと(私のレベルでは翻案(超訳?)がせいぜい)はいつか書いてみたいと思いますが、今日はそうではなくて「読んだこと聞いたことを自分の言葉に置き直す」という話題です。 先日、仕事で文献購読のクラスに立ち会いました。 同じテキストを…

あわてない(その2)

かつて「頼んだ仕事はその日のうち(込み入ったものはその週のうち)に答の案を持ってくるように」という上司の元で働いたことがありますが、これは功罪相半ばだったかなと感じています。 よい面は、早く形にすることによって問題のポイントが見えやすくなっ…

あわてない(その1)

仕事の性格にもよりますが、速さがまず大切ということは多くの職場で当てはまりそうです。 品物の納期や約束事の期限のように「いつまでには必ず」のものはもちろん、成長株のビジネスや先端研究のように、競合他社やライバルより先手を打つことが求められる…

我が道を行くこと(その2)

ここまでは、通常は目の前の問題の所在がわかり、相手がある場合はその関連情報も何かしらある状況ですが、さらには、自分に矛先が向いていることすらわからない(ダモクレスの剣とやらもありましたね)場面が考えられます。 英語の諺にも、The absent perso…

我が道を行くこと(その1)

好むと好まざるとにかかわらず、行動や交渉を伴う場面で難しい(あるいは楽しくない)判断を余儀なくされる(これからどんな行動や駆け引きをしたらよいか決めなければならない)ことが、誰にもあると思います。 そんなときはまず、自分にコントロールできる…

働くことと動くことについて(その3)

職場でせめて気持ちだけでも役に立とうという気持ちになるかどうか、やり甲斐を感じられるかどうかは、会社の側の配慮も影響するようです。 勤務態度に、公平なルール(関係者の意見の反映や分け隔てない評価姿勢など)と成果主義的な評価(責任の重さや業績…

働くことと動くことについて(その2)

「(スタッフの動きが)役に立っているかどうか」の判断は、たとえば、受けたいサービスがはっきりしているお客さんの立場からみればわかりやすいはずですが、会社など組織の中で社員一人一人についてみる場合、必ずしも簡単でなく、これが処遇と連動すると…

働くことと動くことについて(その1)

職場や立ち寄った店、あるいは何かの催しその他諸々の場で目にしますが、スタッフの中で、動きの良い人と鈍い人、同じ動きでも、それらに無駄のない人とただウロウロしている感じの人、サボっているように見えてポイントを押さえた行動をする人と労働時間は…

過去をふりかえることについて(その2)

過去をふりかえることの意義について一律の答はないように思います。 「歴史に学ぶべし」という向きもありますが、生活上の知恵を除けば、自らのこれまでに学ぶべきものが果たしてどれほどあるのか。 学ぶ対象と自分との距離が保たれて初めて冷静に参考材料…

過去をふりかえることについて(その1)

幼少時(大概はデフォルメされていますが)の夢を見ることは時々ありますよね。 たまにそんな夢を見てふと目が覚めると、その当時から今までのことを脈絡なく思い出している自分に気がつくことがあります(そのまま寝付けないことも)。 床の中でぼんやりし…

「忙しい」について(その2)

さらには、複数の人から職場で「忙しくてトイレに行く時間もありません」という訴えを聞いたこともあります。 「どんなに忙しくとも、非常事態の方を先に解決したら」と思うのですが、ほんの数分のゆとりもないという強調表現なのでしょうか。 仕事や課題の…

「忙しい」について(その1)

立秋を過ぎました。残暑御見舞申し上げます。 先日、テレビで「立秋なのに猛暑」というような字幕が出ていましたが、毎年今頃は特別暑いのではないでしょうか。それにしても今年は異常気象みたいですが。 このあいだ、品川よしもとプリンスシアターでお笑い…

浅草散策

親切な方のお声かけで、久々に浅草寺に行って来ました。 驚いたのは、外国人の多さ。中国語、英語、フランス語が飛び交い、さながら異国のよう。観音堂に参拝する人の構成も半分近くが外国人。 特に中国人ツアー客が目立ちました。先日銀座を歩いた時も、中…

みんながそうだから(その2)

このあいだ森毅先生による「やたら『みんなこうするもんや』とか『誰でもこうしてるんや』と物事を単純に断定したがる『おじさん化』」のことを取り上げましたが、「みんながそうだから、自分もそうしよう」という傾向は根強いと思われます。ここでの「みん…

みんながそうだから(その1)

どうしたらよいかわからなくなったとき、よく使うやり方の一つは、今自分がぶつかっていることと似たようなケース(他の人はどうしたか)を探すことでしょう。マーは手術を受けて以来、同じ病気に罹った人の例や闘病記を幾度となく調べました。 病気に限らず…

何をしたいかわからない(その2)

「何をしたいか」で進路を決めるのが容易でない以上、「何をしたいかわからなくとも行動はできる」のだから、期限を定めて割り切って一種の見切り発車をすることも大切なのでは。 「生きがいがない、となげく人は、自分の主観的な感じにとらわれすぎているの…

何をしたいかわからない(その1)

学生や若い人に「将来何をしたい?」と尋ねてみても要領を得ないことが少なくありません。 幼児に同じ質問をして「大人になりたい」とか「ウルトラマンになりたい」など答えが返ってくると思わず微笑してしまいますが、そろそろ学生も終わりとか、とっくに卒…

幼児には文脈がない(その2)

愚息が電車の座席に座っているとき(2歳の頃)、こんな発話もありました。 (車中から停車中の他の電車を見て)「電車、ネンネ」 (後ろの座席振り返り)「おじさん、ネンネ」 電車は彼の中ではおじさん同様、生き物だったみたいです。 このように事物に人…

幼児には文脈がない(その1)

「盛岡のおっちゃん」さんのコメントにある、雪の中でも半ズボンの中学生のエピソードに触れて、子ども(ここでは、むしろ中学生よりも幼児の話題)のおかしさを取り上げてみたくなりました。 小さい子どもはお笑いの名人です。笑わせるというねらいなしに可…

やってみなければわからない(その2)

就職活動(確かにシューカツも串カツの仲間かよくわからない変な略語かもしれませんね。コンカツ然り)との関連でいうと、卒業年限を迎えながら留年する学生が全国の大学で少なくとも7万9000人いるとの推計が最近発表されています(読売新聞調べ)。 大…

やってみなければわからない(その1)

先日、仕事で窓口業務担当者のロールプレイ研修に立ち会う機会がありました。 顧客役とサービススタッフ役とに分かれて10分ほど疑似面談をして、その後見物していた人も交えて振り返ってみるという方式です。 みんな熱心に取り組んでいましたし、いかにも…

河童は実在する!?(その2)

まもなく参議院選挙。こんな候補が現れちゃったりして。 「・・・(アナウンサー)それではカッパ党比例代表候補の政見放送をお送りします」 「カッパ党総裁のホシノと申します。立候補を決意したきっかけは先日の『笑っていいとも!増刊号』」での明石屋さ…

河童は実在する!?(その1)

かつて職場に「カッパの要素を備えた」上司がいました。いくつカッパらしさを満たせばカッパと断定してよいのか定かではありませんが、言行録を書き出してみますので、カッパ可能性何パーセントかのご判断はこれを読まれた方にお任せします。[以下、この当時…

あじさい寺に行って来ました

サッカーワールドカップ決勝トーナメント進出で街中が湧きかえった(「誰も予想できなかった日本の勝利」と報じたテレビ局がありましたが、苦情は入らなかったのでしょうか?)同じ日に、千葉にある紫陽花と花菖蒲で有名な静かな寺(松戸市の本土寺)に行って来…

大人とは…(その3)

もう一つは他者との関係。友だち100人いたって大人とは限りません。 家族や友人など近しい人は言うに及ばず、何かのきっかけで会話する相手や通りすがりの人を含めて、少し気をつければかけなくて済む迷惑をかけない(人が接するからには多かれ少なかれ互…

大人とは…(その2)

大人だって、イライラして当たり前。でも、よほどのことがなければ(酔っ払っているとアブナイかな)、どこか節度が働いてもよさそうなのに。 かえって大人だと、知らない人を嫌な気分にさせて我関せずでも、相手が上司など気を遣う場合は別人に変身するので…

大人とは…(その1)

マーは、平日は朝6時台に電車に乗る日々ですが、ラッシュ時までもう少し時間があるのに、既に見るからにイライラしている人によく出くわします。 ちょっと体が触れただけで言いがかりをつける人(幸い、私はまだ被害に遭っていませんが、「電車の外へ出ろ」…

パワーポイントと紙芝居(その2)

聴衆を前に画面を見せて語る点では両者共通。 違うのは、まず想定される場。 パワポでは、映写設備のある大小会議室・講堂等と幅が広いのに対して、紙芝居は自声の届く範囲が基本ですから、そう広くない。屋外がむしろ普通(ただ、この頃のお笑い芸人(鉄拳…

パワーポイントと紙芝居(その1)

先日、仕事の会合で、ある社長さんを招いて話をしてもらう機会があり、パワーポイントのデータを事前に預かって準備していたら、その社長さんから「パワポ操作したことないけどどうしたらいいでしょうか」と相談を受けました。 「これまで、ずーっと部下や講…

気がついたら100回超えてました記念

今週は仕事でこのブログに書き込む時間がありませんでした。 今年1月末から始め、書きためた記事が100個になったところで「オメデト―」をしようと、さっき確認したら既に102回更新していました。 われながら、やっぱりぼんやり人間だなぁとつくづく思…