河童は実在する!?(その1)

かつて職場に「カッパの要素を備えた」上司がいました。いくつカッパらしさを満たせばカッパと断定してよいのか定かではありませんが、言行録を書き出してみますので、カッパ可能性何パーセントかのご判断はこれを読まれた方にお任せします。[以下、この当時の上司をκと表示します]。
(うだるような暑さの日の一言普通は「今日は暑いなぁ」と言いそうなところ)『今日はホント、乾くなぁ』
アメリカのシカゴ勤務時代の思い出話)『シカゴは寒暖の差が激しくて、暑い日なんか、頭が干からびちゃうよ』
ある雨の日に外出した際、地下通路で迂回せず濡れずに目的地まで行くことができるのに、わざわざ傘を持ち出したことがある。あえて雨が降りしきる中へ出て行ったとしか考えられない。
(κさんが顧客向け優待カードの発行を提案、「たとえばどんな特典を付けるのですか」と尋ねたところ)「プールに優先的に入れるなんかどうかなぁ」(優先的と言われてもなぁ)
(作ったような本当の話ですが、κさん出席の会議場所がカッパのふるさとでカッパ型駅舎の岩手県・遠野。同行した社員による、朝、洗面所での目撃証言)「寝惚け眼をこすりながら洗面所に行くと、先着のκ室長が頭に水をかけていました。エェっ、ヤッパリ!と思ってしばし見つめていると、κ室長は振り返りざま恐ろしい形相で「見たなー!!」と睨みつけたんです。あまりの怖さに、もう少しで食べられてしまうかと、その場で凍りついて身動きできませんでした」
(これもその会議での同行者の証言。会議の出席者が乗り合わせたバスの中でガイドさんが点呼を取ったときのこと)「それでは、次の目的地に参ります。皆さんお揃いでしょうか。一人、二人、三人、・・・、あれ、一人多いですねぇ」⇒同行者曰く、「当たり前でしょ。カッパが背広を着て混じってたんだから」