河童は実在する!?(その2)

まもなく参議院選挙。こんな候補が現れちゃったりして。
「・・・(アナウンサー)それではカッパ党比例代表候補の政見放送をお送りします」
「カッパ党総裁のホシノと申します。立候補を決意したきっかけは先日の『笑っていいとも!増刊号』」での明石屋さんまの発言です。「うちのマネージャーにホシノっちゅうのがおりまんねん。これが巨大カッパみたいな奴で。ほんまでっせ」(【注】この発言は随分前ですが実話です。)
実は私たちカッパは乾野(乾くNo!の略)という名前で人間界に身を置いております。このトップシークレットが図らずもさんま発言で露呈してしまいました。参議院選挙には白い犬が立候補している(「それがどうした!」と野次が入る)。カッパが出て何が悪い。
図らずも『遠野物語』発刊100周年を迎えた今このときこそ、参議院議席を得ることにより、これまでの日陰者扱い(日照りはキライ!)から、堂々と人間との共存共栄を図るべく立候補した次第です」
「わが党のマニフェストの柱は、3点ございます。
まず、第一は、サマータイム制度の導入です。これにより、勤務時間を1時間以上繰り上げ、カッパが苦手な強い西日を浴びる前に退社できるようにし、健康維持を図ろうとするものです。
次は、除湿器、乾燥剤の規制です。「水とりぞうさん」などを面白半分で頭に載せられたりしたら、それこそ命に関わります。「カッパにやさしい」地球環境整備に取り組む所存です。
最後は、人類との共存共栄です。その具体策の一つとして、「黄桜」を人間とカッパの友好の象徴として国酒に指定いたします。これは多くの方々に呑んでいただくため、消費税アップの対象から除外いたします」
参議院選挙で、カッパ界悲願の議席を獲得し、タレント化傾向に拍車がかかる一方の良識の府にマイノリティの意見も尊重されるよう一石を投ずる覚悟です。どうかあなたの清き一票をわがカッパ党にぜひよろしくお願いいたします」
(ここで「かっぱえびせん」を手にしたカッパラッパーたちが登場〜♪♪♪〜)