2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

学校に行く理由(その2)

愚息が通っていた小学校の授業参観日に、クラスの生徒が授業中席を離れて思い思いの行動をしている中で、教壇の先生がその状況お構いなしで教科の説明をしていた光景を見て愕然としたことがあります。 それでも大半の生徒は機嫌よく通学していたのだから、高…

学校に行く理由(その1)

早朝出勤のマーは、幼い小学生がまだ暗いうちから遠くの私立(名門?)校に電車を乗り継いで登校する姿に毎日接して「大変そうだなぁ。眠いだろうなぁ」と気の毒になります(本人は幸せだと思っていたら、それこそ余計なお世話ですが。付添いの親の方が幸せそう…

変えられるものと変えられないもの(その2)

試しに、「自分としては希望して就職したはずなのに、今の仕事が面白くない」例で考えてみましょう。この場合、入社前のシューカツも含めた過去の自分の努力や判断が正しかったことと、仕事がつまらないこととは認知不協和の関係にあります。 方法は2つ。過…

変えられるものと変えられないもの(その1)

≪昨日は、ユンディ・リという中国出身の若手ピアニストのコンサート(ショパン尽くし)に行って来ました。一つ一つの音(微弱な音までも)がとても綺麗で、将来楽しみな(幅広いレパートリーがこなせそうな素質・テクニックの幅を、素人評論家のマーにも感じさせ…

「秘密のケンミンSHOW」をめぐって(その2)

でも、「ケンミンSHOW」がもとで災難に会う人がいないとも限りません。現に、大阪で通行人にいきなり『バーン』と叫んで反応を確かめた人がいたとか。『バーン』と見知らぬ人から大声をかけられた多くの人は、きっとびっくりしたり気味悪く感じたことで…

「秘密のケンミンSHOW」をめぐって(その1)

読売テレビのケンミンSHOW。この番組のファンである友人の何人かから、大阪出身のマーは「大阪人は○○なんですよね」と言われることがあります(大阪コーナーまであるそうですね)。 たとえば、番組で取り上げられた(私は見ていないので伝え聞いた)例を一…

ちょっと休憩

今週は仕事などで自由時間が少なそうなこともあり一服します。 また、装いも新たに4/24(土)から再開予定。 昨日東京は雪が降ったり不思議な天候ですが、そろそろ新緑に向けいい季節に向かいますね。 軽い散歩なんかどうでせう。≪横浜スタジアム前に臨…

『化け物使い』と『ひとり酒盛』(その2)

「こき使われているのに案外腹が立たないばかりか、時には進んで奉仕しよう」という気を起こさせる条件にはどんなものがあるでしょう。たとえば、 (1) 働いてくれている人を心から褒める(感情に任せた非難・叱責は極力控える)、 (2) 使われている側が納得…

『化け物使い』と『ひとり酒盛』(その1)

≪今日は、今月6日にオープンした丸の内・三菱一号館美術館(http://mimt.jp/)のマネ展に行って来ました。赤レンガを設えたレトロ風の建物で館内からの景色も綺麗。ただ、展示作品、スペースいずれもこじんまりとしていて、混雑の中でゆったり観るゆとりに…

コミュニケーション能力って一体?(その2)

大体、「上手」や「きれい」ばかりでないのが現実。それらをいつもカッコよく説明しようとすると、誇張や時にはウソが混じってしまうのでは。「時には不細工でも自分の気持ちに正直に話す」ことも意味があるはず。 小さい子があまり見映えや受けを気にし始め…

コミュニケーション能力って一体?(その1)

先日、ある勉強会で、「経団連調査で採用時に重視する点の1位は決まって『コミュニケーション能力』だが、では「コミュニケーション能力とは何ですか」と経営者に尋ねてみると、プレゼン能力とか傾聴能力という答えが多い。でも、本当にそう思いますか?」…

みんな一緒でなくてもいいんだけどなぁ(その2)

やや脱線しますが、女の人の化粧も一律化、高度化(特殊メーク化)しているんじゃないかと。たとえば、あるTVコマーシャルや誌面に登場する何人かの女性が皆同じ顔に見えることが少なくありません。目の周りや唇などのメークが「判で押したように」同じだ…

みんな一緒でなくてもいいんだけどなぁ(その1)

4月だから、入社式の類でしょうか、黒のスーツに身をつつんだ若い人をよく見かけます。熾烈化傾向にある就職活動をもう少し穏やかで気楽な姿にできないものでしょうか。下に挙げた本の舞台は特別な業界とはいえ、正社員の選考をここまで厳しくしなければ、…

こんな本おもしろかったです(その11)

シューカツ!石田 衣良文藝春秋発売日:2008-10ブクログでレビューを見る»マスコミ業界(有名TV局や出版社)の就職活動をいかにもそれらしく描いています。これが実像かどうかは、首尾よく就職できた人とうまくいかなかった人で感想が分かれるかもしれませ…

男の料理(その5)

《煮物一般》 【今年の桜を追ったお花見シリーズもこのあたりで一区切りとします。これからも時々、一週間単位くらいで写真をアップしてみるつもりです。】『長屋の花見』には出てきませんが、お重に詰めて行楽の場で味わうとなると、煮物の一つや二つは普通…

男の料理(その4)

『長屋の花見』を取り上げた序に、花見に持っていく御馳走(?)の作り方を少々。まずは、黄色い沢庵ならぬ卵焼きから。 《卵焼き》 シンプル極まりない料理ですが、案外奥が深い。体調や気分が悪いと大概出来栄えもよくありません。寿司屋さんの実力を卵焼き…

想像力を働かせたい(その2)

副都心線の駅の場合、椅子を増やせば即解決という単純な話ではないのかもしれません。コストもかかりますし、座る人が通行する乗降客の邪魔になるおそれもあるでしょう。 マーは、身体障害者にやさしい模範的な宿泊施設に泊まったことがあります。浴槽には全…

想像力を働かせたい(その1)

学生時代、車を運転すると豹変する友人がいました。自分が歩行者のときは「あの車、もっと歩行者の身にもなったらどうなん」と文句を言っていた同じその人の車に同乗すると、歩行者に向かって「トロトロしてんとさっさと歩き!」とイライラするのです。傍で…

新規開店におもう(その2)

今回はどちらかというと「がっかり」体験だったのですが、好きでよく行く新規開店はこのようなことがむしろ多いです(それでも懲りないマーはやはり物好き?)。オープニングスタッフは大概、入店時、「いらっしゃいませ」と明るく大きな声で迎えてくれて好…

新規開店におもう(その1)

マーは、好奇心旺盛というか物好きなので、近所に新しくオープンする店があったり、観光地に新しいホテル・旅館ができるとなると、つい行ってみたくなります。 先日も、美味しいと評判で行列ができるラーメン屋の姉妹店が新しくできたというので、昼に出かけ…

悲劇と喜劇は紙一重(その2)

山嵐は学校をクビになったので悲劇ともいえそうですが、裏表の激しい「怪しからん奴」の赤シャツや野だいこをコテンパンにして坊ちゃんと「二人で大笑った」([注]「大笑いした」の誤記ではありません。原文はこのとおりです。)のだから何はともあれハッピ…

悲劇と喜劇は紙一重(その1)

(昨日も近くに花見に出かけました。関東○○選のような名所ではありませんが、優るとも劣らずです。目立たないところに素敵な場所が結構あるみたいですよ。) ところで、中学生の愚息のかつての宿題に「『坊ちゃん』は喜劇か悲劇か論ぜよ」という難しい課題があ…

長屋の花見(その2)

写真は、再来年完成予定のスカイツリー(既に東京タワーの高さを越えたとか。)と桜です。隅田川巡りの水上バスで両国・桜橋付近の景色を眺めて来ました。桜は満開、沿岸のどの桜並木も人・人・人。おそらく優れて日本らしい光景なのでしょう。 この落語の可…

長屋の花見(その1)

時期なので取り上げてみました。今年も東京近辺は満開のところへ春の嵐。このはかなさが桜の魅力なんでしょうか。それにしても、花の周りで(花を愛でる感じもさほど強くなくむしろ本題は)飲めや歌えや踊れやという風習は日本特有なのでしょうか。 外国でK…

山形の蕎麦〔滞在記&旅行記(その2)〕

私見ですが、うどん以上に蕎麦好きのマーは、日本で山形のそばが一番美味しいと思っています。これは以前、山形市に二年間住んで県内に数百軒といわれるそば屋さんをいくつか(せいぜい20〜30軒にすぎませんが)回ってみての実感です。 そばの質(純度、歯…

あすの俺は、今日のオレより進化する(その2)

ボクサーが渾身のパンチを繰り出すとき、ピッチャーがまっすぐの剛速球を投げ込むとき、囲碁棋士が碁石をピシリと打つとき、それぞれの動作は、後に続く相手の動き次第で成否が決まりますが、その一瞬にはどうなるのか全くわからないけれど、主人公は結果(一…