主体的に判断したい(その2)

もう一つはテレビ番組です。既に普段の構成に戻りつつあるものの、どこのチャンネルも災害発生当初は、判で押したように同様な報道特集の感じが否めませんでした。
広告については、AC(旧公共広告機構)のコマーシャルが暗記できるほど繰り返し流されていますし、番組の終わりとコマーシャルの間隔がないので、ある番組から次の番組への移行がわかりにくいのも各チャンネルとも同様。


テレビには本来もっと各社の個性や多様性を期待したいところです。
番組の区切りとコマーシャルの間にワンクッション置く局がもっと現れてほしい。
報道番組なら、放映時間を全部緊急事態の重複の多い報道にあてるのではなくて、早いうちからほんのわずかでも通常枠のレギュラ―番組を残してほしいなど。
もちろん、番組制作や編成・放映には様々な事情が伴うのでしょうが。


今回の震災は未曽有のものだけに、絶えず安否から計画停電交通機関の運行情報を流さねばならない必要はわかるのですが、「どの局も同じ」よりはもう少し多様な視点の異なった取材や放映の仕方を報道各社それぞれに工夫を凝らし主体性を発揮してくれると、被災地の情報もより明確になり、テレビに元気をもらう人が増えるだろうと思うのはマーだけでしょうか。