男の料理(その7)

《豚肉の生姜焼き》
卵焼き同様シンプルな料理です。準備もあまりいらないし、気楽にできるところが素人向きです。
焼き物の多くは強火でさっと焼いてあとは少しゆっくり火を通す式がよさそうな気がします。メリハリをつけないと素材がよくてもいま一つの出来栄えになりがち。
写真の作品は、厚めのおいしそうな肉だったので、速攻で作ってすぐ食べて正解でしたが、もし時間が経っていたら硬くなって不評だったかもしれません。
たとえば、お弁当に使う場合は、しゃぶしゃぶ用の薄くてきれいな肉を調理するのが無難そう。

[用意するもの]
豚ロース肉(赤身の多いもの)300g、生姜、醤油、酒各少々
[作り方]
(1) 大きめの皿に料理酒、醤油を適当に入れ(特に醤油はあっさり目がおススメ)、おろし生姜を入れて混ぜる。
(2) (1)に豚肉を重ならないように並べ、両面に万遍なくタレが行き渡るようにする。
(3) フライパンにサラダ油(ゴマ油でもよい)を入れて十分加熱する。
(4) (3)に(2)で浸け込んだ肉を並べる。
(5)  やや強火で加熱し、焦げ目がつくかつかないかくらいのタイミングで裏返し、同様に焼く。
(6) 裏面に焦げ目がつき始めたあたりで再び裏返し、中火〜やや弱火で火を通す。
[コツ]
(1) 豚肉はスーパーでよいから、できれば上質のものが望ましい。
(2) 生姜はチューブの商品でもよいが、すぐ食べるならすりおろした物の方が味が引き立つ。ただし、量を多くしすぎないよう注意(チューブは少々入れすぎても大差なしの感じがします)。
(3) [作り方](4)で肉を並べるのに手こずると焦がしてしまうおそれがあるので、並べるときは弱火にしておく方が安全かも。