堀の内(いらちの愛宕詣で)&池田の猪飼い(その1)

『堀の内』は粗忽者、『池田の猪飼い』の方は少々理屈っぽい天然ボケという感じですが、歩いていく途上の可笑しさについて、それぞれ語ってみます。
ところで、上方落語では、『いらちの愛宕詣で』が『堀の内』に当たります。
「いらち」は、大阪弁で、財団法人大阪観光コンベンション協会のホームページ(http://www.osaka-info.jp/jp/about/cat1/)によると、「『苛ち』とは、すぐにイライラする、気の短い、せっかちさんのことをいう」、「大阪人のいらちがどれぐらいのものかというと、よく引き合いに出されるのが、歩行スピードである。「地域文化特性と運動行動」という国際交通安全学会誌によると、大阪人の歩行速度は、秒速1.60メートルで、ダントツの世界一なのだそうだ」とあります。
ちなみに、このホームページの「大阪弁完全マスター講座」は、アナウンサーによる模範発音や英会話番組さながら「本日のスキット」で応用例が示されている優れものです。
序でにいうと、マーは高校時代早足で、駅で私を見かけて声をかけようとした同級生が学校までの通学路で私にとうとう追いつくことができなかったという伝説の男(?)でもあります。
≪蛇足ながら、この記事、一度ブログに書いた気がするのですが、履歴を確認すると見当たりません。マーは天然ボケに加齢ボケも混じってきたようです≫