こんな本おもしろかったです(その5)

このお話には、引越しで転入してなかなか幼稚園に馴染めなかった愚息の学芸会で、舞台に登場した主役のおじいさんが愚息本人だったのを当日初めて知り、びっくりした思い出があります。
先生の特訓のお陰でで無事演じ切ったとき、家では劇のことを黙っていた彼の成長に胸がジーンとなりました。
おじいさんが落とした手袋の中に、ねずみに始まって次々にもっと大きな動物が入り込む繰り返しは子どもたちをぐっと引き付けて離しません。
凍てつくような寒さの中で、おしくら饅頭のようにたくさんの動物が集まって仲良く暖を取るあったかみが、絵本や劇に優しさを付加しているように感じます。