あるお酒呑みの感想(その1)

私は、自分の限られた経験からは、「世界で一番美味しい酒は日本酒」と思っています。もっとも、専ら一升瓶で3000円前後の地酒を楽しんでいるので、そのレベルでの比較に過ぎません。
日本酒の魅力の一つは、種類が多く、同じ銘柄でも美味しさが違うことです。また、人それぞれに感想が異なるので、結局は「自ら飲んで確かめてみて初めてものが言える」ところもおもしろい。
必ずしも値段ではなく、飲む人とお酒との相性、さらには一人酒でない場合は、飲む相手や場の雰囲気で同じ酒でも大きく印象や酔い加減が異なります。鮮度の問題もあり、やはり「日本酒は生きもの」だとつくづく感じます。
ただ、お酒を選ぶときの一般的な目安やおすすめ商品(ここが人により全く違う意見になるのですが)の情報は酒ライフを豊かにする手がかりにはなると思います。折に触れて記してみるつもりです。
まず、「どんなお酒が好きですか?」と聞かれれば、「さっぱりした」、「しっかりめの味わいの」、「キレがある」、「辛口の(甘口の)」、「コクのある」などいろいろな答が返ってくることでしょう。続きは次回。