印象に残ったところ〔滞在記&旅行記(その6)〕

岡山県編の続きです。
【岡山】
○後楽園…職場の近くでした。日本三名園の一つですが、マーは金沢の兼六園、水戸の偕楽園には入ったことがあるのに、後楽園は結局入園したことなし。
「近すぎると(いつでも行けると思うのか)案外行かない」ことってありますよね。
竹久夢二郷土美術館…主に大正時代に活躍した独特の美人画を得意とする画家の美術館。瀬戸内市に分館があるそうです。
○その他…カラオケボックス岡山市発祥で、コンテナを活用した店の開業に始まったそうです。
店ごと逆さまになっている喫茶店もあったようですが、岡山は風変わりな店が得意なんでしょうか。
商品のネーミングにも不思議なものがあり、このあいだ見つけたのが、「桃太郎ぶどう」。桃と縁もゆかりもないぶどう(皮ごと食べられる種なし品種)みたい。
古いところでは、ニシンの一種を酢づけにした特産品「ままかり」は、美味しくてご飯が足りなくなり、まま(飯)を(隣の家から)借りるほどうまいということから名付けられたとか(ホンマかいな)。
【井原】
○田中美術館…「たなか」ではありません。かつてこのブログでも取り上げた平櫛田中(ひらぐし・でんちゅう)という彫刻家の作品を集めたところです。
この作家の彫刻には命が宿っているかのような迫真感が感じられます。
107歳まで生きましたが、あと30年は彫刻できる量のクスノキ(楠)を保管していたらしい。葛飾北斎にも通じる創作への執念が半端じゃない。
残っている「今やらねばいつできる」という言葉は、ふと思い出してハッとすることがあります(もう一つ有名な「わしがやらねば誰がやる」にはあまり共感しないのですけれど)。
【その他】
つい最近、岡山の友人から「瀬戸内国際芸術祭2010に行ってきたがよかった」という便りがありました。
7/19〜10/31に岡山と香川に挟まれた7つの島を中心に繰り広げられているイベントです。
ゲージツの方はよくわからなくとも、瀬戸内海の景色を眺めるだけでも甲斐がありそうです。