言葉が通じない(その1)

先日、たまたまTVで放送大学アラビア語講座を視ました。
特にお目当ての番組もなかったので漫然と眺めていただけなのですが、アラビア語を勉強する気が全然ないマーにも結構おもしろい。
入門レベルのようで、主に基本的な会話の説明。確かこんな例文が出て来ました(アラビア語に不案内のため、不正確な点があったらご容赦ください)。
「あなたは日本出身です(ね)」これをアラビア語では、「アンタ ミナリ ヤバーン」(空耳かもしれませんが、そう聞こえました。)と言うのだそうな。
「あなた」と男性に言う際はアラビア語では「アンタ」になるのがまずビックリ。
日本のことを「ヤ(―)バーン」というらしいが、講師の説明が「日本は野蛮な国と覚えましょう」だったのには、「エーーーッ!」(吉本新喜劇の内場座長のギャグですが、ローカル過ぎたか)と驚愕。
いきなり「あんた身なり野蛮」と聞こえたら、怒り出す人がいるかも。
加えて、アラビア語は綴りが難しい(絵心すら感じられる魅力的な文字ともいえるのですが)。
「スペルをよく覚えましょう」と話しながら講師が書き間違えてしまったり、突っ込みどころ満載。
思いがけぬdangerous講座でした。
外国語に限らず、意味を取り違えそうなこの手の話は方言にいくつもありそうです。
関東弁・関西弁のような大括りではなく、同一県内でも言葉が通じないことがあるのは山形在住時に聞きました。
畏まった会合の場の質疑応答で、同じ山形県民なのに何を聞かれているのか外国語同様さっぱりわからず、お人好しの同僚にささやくように通訳してもらって事なきを得た人すらいたとのこと。