私の好きな日本酒

日本酒の好みは人それぞれで、ランキングづけをしてもあまり意味がないと思うのですが、市販本や雑誌で紹介される「旨い酒」は、マーの実感に合わないことが大半です。商売が絡むだけに、実際そのお酒を嗜んでいない人が記事を書くことがひょっとしたらあるのかもしれません。
そうした中、昨日の本で紹介されているおすすめ銘柄は、同感できるものが比較的多い気がします。この本に勢いを得て、独断と偏見による現時点での好きなお酒リストを試みに作りました(将来変わる可能性大)。
銘柄に蔵元のホームページがあるものは付し、著者(かざまりんぺい氏)のコメントも一部引用してみます。全体に淡麗辛口(分類では濃醇のものが少なくありませんが、どちらかというとすっきり目)で、一升瓶で3000円前後の冷酒が主体です。

純米吟醸酒
<ベスト3>(いずれも品薄で取扱酒店に注文してようやく入手できる銘柄)
東北泉(山形。既に本ブログでご紹介済)
http://www.touhokuizumi.co.jp/modules/myalbum/
磯自慢(静岡) −「フレッシュ、フルーティでなめらかな飲み口」
墨廼江(宮城。地味ながらレベルは高いと思います)
<その他上位>
飛良泉(秋田)
http://www.hiraizumi.co.jp/
清泉川(山形)
http://kiyoizumigawa.jp/default.aspx
上喜元(山形)−「しっかりとした旨みのある酸を出して、飲み飽きのしない酒」
十四代(山形。有名な酒です。甘口の部類ですが澄んだ味わい。入手困難なことと、価格高からベスト3に入れませんでした)
出羽桜(山形。『一路』あたりが無難でしょうか。中には飲み飽き感のある種類も。『雪漫々』は美味しいですが、一升瓶で5000円以上するので、やはりベスト3から外しました)
http://www.dewazakura.co.jp/
飛露喜(福島)−「味はあくまで透明だけれど、ギュッと凝縮した旨味」
清泉(新潟)
〆張鶴(新潟)
http://www.shimeharitsuru.co.jp/
久保田(新潟。「萬寿」はトップレベルと思いますが、やはり高いので。「百寿」の常温か、ぬる目の燗も無難)
http://www.asahi-shuzo.co.jp/brand/kubota.html
満寿泉(富山。少し高めながら純米大吟醸でとても美味しい品があったような)−「吟醸酒の教科書的役割」(?)
http://www.masuizumi.co.jp/
銀盤(富山)
http://www.ginban.co.jp/index.html
天狗舞(石川)
http://www.tengumai.co.jp/
手取川(石川)
http://www.tedorigawa.com/
開運(静岡)−「きれいな飲み口、五味(甘・辛・酸・渋・苦)+旨みがおだやかにふくらみ、後口はサッとシャープな辛さで切れていく」
http://www.kaiunsake.com/
御代栄(滋賀)
http://www.kitajima-shuzo.jp/
獺祭(山口。発泡系が多いですが飲みやすい)−「すっきりとしたスムースな酒質」
http://asahishuzo.ne.jp/
酔鯨(高知)
http://www.suigei.jp/
南(高知。これも隠れたいい酒と思います)

醸造酒〕(常温か、ぬる目の燗が美味しいもの)
東光(山形。「なせば成る」という品は癖が少なくて好きです)
http://www.tokonosakagura.com/index.php
朝日川(山形)
秋鹿(大阪)−「酸が多いのが特徴なので油っこい料理を食べても、その油をサッと切ってくれます」