真の阪神ファン(その2)

阪神は勝ち方・負け方が派手です。記録的な大量得点をした翌日に完封負けを喫したり、初回に試合を決めるほどのリードを奪いながら結局逆転負けしたり。
1回に8点を取って結果は8対9で負けた試合もあった気がします。安心してしばらくTVを消してから「さあ、どうなったかな」と楽しみに再びTVをつけたら逆転されていたことが何回あったでしょうか。7月時点で13ゲーム差で首位を独走しながら優勝できなかった2008年のペナントレースも記憶に新しいところ。
上述の『人生哲学―阪神タイガース的−』から。
「勝った/負けたといった結果だけを気にしていたのでは、本当の野球のおもしろさは分からないでしょう。その点、阪神ファンは常にその修業を積むことができます。阪神タイガースというチームは、ファンに修業を積ませるようにできているのです」(p.183)
阪神の試合を日本最長試合となった深夜零時過ぎまででも終了まで放映したサンテレビの番組の最後には、決まってタイガースの虎のマークが大写しになります。勝った日は笑っているように、負けた日は泣いているように見える不思議な虎の顔。いかにも阪神に相応しいマークと思います。
阪神タイガースホームページより〕
http://hanshintigers.jp/data/uniform/design.html