我が家のジンクス

我が家には「愛好しているものが姿を消す」という哀しいジンクスがあります。とは言っても、多くは食いしん坊の妻の贔屓にしていた店や商品が、閉店したり製造中止になったりの類ですが、不思議と言えば不思議。普段意識していませんがマイナー志向なのかなぁ。そうだとすると当然の成り行きなのかもしれません。
その例をいくつか。
・ 丸六おでん 船橋
この店は見た目にも繁盛していたので、「マイナー志向」の表現は当てはまりません。テレビ東京の『アド街ック天国』でも紹介されたことがありました。ここの特徴は種類の多さと鮮度(目の前でおでん種を次々に揚げていく。)でした。しかも安い。いかにも家族経営風で、店構えも昔ながらの必要な物しか置いていない素朴な雰囲気。
京成電鉄船橋駅整備とともに、踏み切りのすぐ前にあった店が立ち退きになったみたいです。2年前、久々に近くに立ち寄る機会があって、「そうだ、おでん種買って帰ろう」と思ったら、見当たらず…、残念!
チェーン店にはない品揃えだったのになぁ。商店街の衰退で、この手の店は激減しているのではないでしょうか。『アド街』は昔ながらの商店街のある地域をよく取り上げてくれますが、テレビの朧気な記憶を辿っても丸六おでんに似た店は、せいぜい砂町銀座にあったくらいではと思います。
因みに、番組ホームページのバックナンバーは、東京界隈の案内情報として使っても便利ですよ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber.html
○ チョコレート2種[いずれも家内の好物]
・ グリコのセシル
素朴なミルクチョコレートが一粒一粒包装されているだけですが、数年前に店頭から姿を消したようです。かつては、山口百恵岡田有希子などアイドルCMでも話題になったものでしたが。こうしたシンプル極まりない商品がこの頃少なくなっているように感じられてなりません。
・ 森永ハイクラウン
これは昨年複数の店で久々に発見し、買いだめしましたが程なくなくなりました。これも「セシル」同様、シンプル系です。製造中止になったのかどうか不明です。
○ メタルインドカレー
生粋の関東人はまず知らない商品だと思います。関西では昔、「メタルゥ〜インドォ〜カレーェ〜〜♪」という不思議なメロディーのCMが有名でした(「インド人もビックリ!」という他社製品のCMもありましたが)。
最近、創業メーカーが倒産し、別の会社に営業譲渡され、今では大阪近辺の一部の店でしか買うことができないようです。素朴な懐かしい味は量販ベースに乗りにくいのでしょうか。
○ アルハンブラ
神戸の「ハイジ」という会社から出ていた人気のチョコレートケーキでした。やはり会社倒産で、メタルカレーと違い商品まで製造中止になったみたいで残念です。