こんな本おもしろかったです(その1)

 30年ほど前に創元社から『米朝落語全集』(全7巻)が出ていますが、それの文庫版にあたります。全8巻でほぼ100話。他にも枝雀、志ん朝小三治など文庫の全集があります。落語はもちろん、高座を観るのが一番ですが、活字になっているものでも、好きな噺家なら読みながら身振りや声が思い出されて結構楽しめます。
 口演記録の再現によるこれらの書物は、他の落語本と比べて読みやすさ・面白さがグッと違います。落語が多くは古典でありながら、日々進化しうる生き物だからかもしれません。
 もっともっとこの手の文庫本が出版されれば、通勤電車の友になること間違いなし!